脂性肌になると、見た目がテカテカしたり、ニキビなどの肌トラブルを起こしたりする場合があります。
脂性肌は生活習慣やスキンケアで改善する可能性があるため、早い段階で対策していくといいでしょう。
そのためには、脂性肌について理解することが大切です。これから、脂性肌の原因や起こりやすい肌トラブル・対策方法をご紹介します。
どのような状態が脂性肌?
脂性肌とは、肌の油分と水分のバランスが崩れている状態を指します。
見た目はテカテカとしていて、余剰な皮脂が出やすいことが特徴です。
脂性肌は油分だけでなく水分も多いため、洗顔をしてもすぐに皮脂が浮き出てしまいます。そのため、毛穴が詰まりやすく、ニキビや吹き出物などの肌トラブルを起こしやすいのです。
また、化粧品と皮脂が混ざり、毛穴に詰まった結果、黒ズミが発生します。
さらに、酸化した皮脂「過酸化脂質」の刺激によってメラニン色素が増殖し、シミやくすみの肌トラブルを起こすこともあるのです。
脂性肌の原因とは?
主な脂性肌の原因を説明します。
皮脂を過剰に取っている
脂性肌を気にし過ぎて、1日に何回も洗顔をしてしまう場合があります。
ただし、皮脂は汚れや刺激から肌を守る役割があり、皮脂の取り過ぎは逆効果です。皮脂がなくなると、その分を補うために多くの皮脂が出てきてしまいます。
その結果、本来よりも皮脂量が多くなり、脂性肌になるのです。
生活習慣が乱れている
睡眠不足やストレス・食生活の乱れでも、脂性肌になります。
睡眠不足になると、自律神経の働きがにぶくなり、皮脂が過剰に出やすいです。
また、油分の多い食事やアルコールも、肌の水分と油分のバランスが崩れる原因になります。
ストレスが多い生活も、自律神経の働きを悪くして、肌トラブルを起こすのです。
ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンのバランスが乱れることでも、脂性肌になります。
生理や思春期の時期は、皮脂分泌を増加させるホルモンが多くでるため、余剰な皮脂が肌表面に出てくることが多いです。
また、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが乱れると、脂性肌になってしまいます。
脂性肌の対策は?
次に脂性肌の対策を紹介します。
脂性肌の対策1「スキンケア」
脂性肌を改善するためには、洗顔の回数を1日2~3回にします。
また、洗顔料を使う回数も適度にするといいでしょう。化粧品や汚れを落とす時には、クレンジングと洗顔料でしっかりと洗います。それ以外の洗顔時は、優しくこすり過ぎないことが大切です。
洗顔をした後は、化粧水による水分補給をします。
脂性肌の場合、ウォータータイプの化粧水がいいでしょう。つけ心地がすっきりするタイプが望ましいです。化粧水の中でタイプがある場合は、さっぱりタイプなどを選びましょう。
肌の水分を保つためには、乳液で保湿をすることが大切です。10円玉ぐらいの量を手のひらにとり、少しずつ優しく肌へ押し込みます。
乳液で肌に蓋をすると、肌の水分と油分のバランスが崩れにくくなるのです。
脂性肌の人は、乳液でもさっぱりタイプを選びます。顔の外側から乳液をつけていき、Tゾーンはつけすぎないことがポイントです。
脂性肌の対策2「生活習慣の改善」
食生活や睡眠時間の見直しをすることでも、脂性肌の対策になります。
食生活では油分の多いものは控え、ビタミンやタンパク質の多いものを摂取するといいでしょう。
魚や油分の少ない肉・野菜をバランスよく摂ります。砂糖の多い飲料やアルコールの量を減らし、お茶や水をたくさん飲むことも大切です。
十分に睡眠をとったり、ストレスを緩和したりすることでも、脂性肌が改善しやすくなります。
生活習慣やスキンケアを見直し、脂性肌を改善しよう!
脂性肌はニキビや黒ズミ・シミなどの肌トラブルが発生しやすくなります。
まずは、自分の肌質を知り、脂性肌の原因や対策方法を理解しましょう。毎日の生活習慣とスキンケア方法を変えると、脂性肌が改善することもあります。
また、化粧水や乳液はさっぱりタイプなど、自分の肌に合ったものを選びましょう。
これを参考に、脂性肌の改善をしてみてください。