いつまでも若々しい肌を保つ秘訣は、正しいスキンケアにあります。肌のケアを怠っているとシミやニキビ、乾燥といった様々な肌トラブルが発生してしまいます。
しかしきちんとケアが行き届いていれば、これらの肌トラブルを未然に防げるばかりか、誰もが憧れる美肌に近づくことができます。
そこで今回は、必ず知っておきたいスキンケアの基礎知識についてご紹介します。
スキンケアとは肌の機能を整えること
いつまでも健康的な肌を維持するためには、日頃のスキンケアが欠かせません。
私たちの日常生活において、肌に悪影響を及ぼす可能性のある外部要因は数え切れないほど存在しています。
その代表格が太陽から降り注ぐ紫外線、毛穴を詰まらせる汚れ、そして乾燥です。これらが与えるダメージから肌を守り抜くためにも、正しいスキンケアを行ってバリア機能を整えなければなりません。
肌には元々バリア機能が備わっていますが、歳を重ることや外的な環境が影響して年々弱まっていくことがわかっています。
加齢によってシミや吹き出物、シワやたるみが多くなるのはこのためです。肌トラブルを未然に防ぐという意味でも、スキンケアの基礎知識を身につけて日々実践することが重要となります。
洗顔料は泡が命
スキンケアは基本的に3つの工程で行われます。
まず最初に洗顔で肌の汚れを落とし、次に化粧水でキメを整えます。そして最後に乳液やクリームで肌に潤いを閉じ込めたら完了です。
一見すると単純ですが、誤ったやり方でスキンケアを行ってしまうと、かえって肌の状態が悪化する恐れがあるため注意が必要となります。
顔を洗う際はできる限り洗顔料を使うようにしましょう。毛穴の奥に詰まった皮脂汚れは、水洗いだけでは十分に除去できない場合があるからです。
洗顔料は泡立ちネットなどを利用してしっかりと泡立ててから使います。この泡が毛穴の中に入り込み、汚れを押し出してくれるのです。
泡を顔に乗せたら、指の腹でゆっくりと肌に馴染ませていきます。間違えてもゴシゴシと強く擦らないように注意してください。
洗顔料は肌に刺激が少ない35℃程度のぬるま湯で洗い流しましょう。最後にタオルで肌の水分を取り除いたら終了です。
化粧水を手で馴染ませる
洗顔後は速やかに化粧水を使用して、肌を乾燥から守ります。
ただしバシャバシャと浴びるようにつければいいというわけでもありません。肌の角質層に行き渡る水分量には限度があるため、過剰につけても意味がないのです。
手のひらに500円玉サイズの適量を取り出したら、ハンドプレスで優しく馴染ませていきます。肌の乾燥が酷い場合には化粧水を浸したコットンでパックを行うことも有効です。
一方でコットンには摩擦によって肌が傷ついたり、長時間の使用で角質がふやけ過ぎたりしてしまうなどのリスクもあるため、基本的には手で馴染ませた方が安全です。
乳液やクリームで仕上げ
化粧水で保湿をしたら、仕上げに乳液やクリームを使って肌に潤いを閉じ込めます。
決して両方を使う必要はなく、肌の状態に合わせて選ぶといいでしょう。
さっぱりした使用感がお好みであれば乳液の方が適しており、乾燥が酷い場合はクリームが無難です。
乾燥する時期はたっぷりつけても問題ありませんが、過度につけてしまうと逆に毛穴が詰まってニキビや吹き出物の原因になることもあるので注意しましょう。
特に乾燥が酷い箇所は手のひらで温めるようにハンドプレスすると、有効成分が肌に浸透しやすくなるのでおすすめです。
肌のお手入れを日課にしよう!
日頃から正しいスキンケアを行うことで、肌を外的ダメージから守ることができます。
ただし美肌は一日にして成らず、毎日継続して続けていくことが重要となります。
といってもやり方はシンプルで、洗顔で汚れを落とした後にしっかりと保湿をしてあげるだけです。
スキンケアの基礎知識を身につけて、いつまでも若々しい肌を維持しましょう。