美肌を手に入れるためのスキンケア習慣を肌質別に紹介

ドラッグストアに行けば数えきれないほどのスキンケア商品が並んでいるため「選択肢が多すぎて、どの商品を購入すればいいのかがわかならい…」という声が聞こえてくることがあります。

高価な商品が必ずしも美肌につながるとは限らないからこそ、商品選びは難しいのです。

そこで今回は、自分の肌質に合った毎日のスキンケア習慣を通して美肌を手に入れる方法を紹介します。

普通肌は美容液が不要になるケースもある

美肌への道は自分の肌質を正確に知ることから始まります。

肌質に合わないスキンケアを習慣にしてしまうと、慢性的な肌トラブルを招くリスクがあるからです。

基本的なことではありますが、肌質にはどのような種類があるのかをここで確認しておきましょう。

肌質は大きく分けて

“普通肌”

“脂性肌”

“乾燥肌”

“混合肌”

の4つに分類されます。

普通肌はノーマル肌とも呼ばれていて、肌トラブルが最も少ない肌質だといわれています。肌の水分量が多いにも関わらず、皮脂量が少ないという特徴があります。

クレンジングのあとに化粧水と美容液をつけることが習慣になっているかもしれませんが、普通肌の人は美容液を省いても構わない場合があります。

肌の状態を整えることが美容液の主な目的とされていますが、普通肌では水分量と皮脂量が適切に保たれているため、美容液を必要としないことがあるのです。

化粧水をつけて肌のつっぱり感が解消されたら、思い切って美容液を省いてみましょう。

水分量と皮脂量を適切に保ったら、あとは余計な負担をかけないようにすることが美肌への近道になるのです。

脂性肌でもゴシゴシクレンジングは禁物

水分量に加えて皮脂量も多くなるのが脂性肌です。

オイリー肌とも呼ばれていて、肌が常にべたつきやすくなるという特徴があります。

そして脂性肌の人はべたつきが気になるため、クレンジングを入念にしてしまう傾向があります。

しかし皮膚にある皮脂腺というのは、その時々の肌コンディションに合わせて皮脂の分泌量を変化させています。

つまり入念なクレンジングをすると皮脂腺は「肌に油分がなくなった」と判断し、皮脂を適量以上に分泌させてしまうのです。

そのためべたつきを解消するためのクレンジングが、さらに脂性肌を招くということが起こり得ます。

脂性肌であっても、必要以上のクレンジングはしないことを習慣にしましょう。

乾燥肌は“保湿”がキーポイント

肌のかさつきが目立つのが乾燥肌です。

ドライ肌とも呼ばれていて、敏感肌という肌質も大きく分類すればこのカテゴリーに含まれます。

乾燥肌の場合は「いかに保湿をするか?」がポイントになりますので、化粧水と美容液にプラスして乳液も使用することが推奨されます。

しっかりと保湿をして肌のバリア機能を正常に保つことが美肌につながるのです。

また“セラミド”という成分は保湿効果が高いといわれているので、乳液はできるだけセラミドが配合されているものを肌につけるようにしましょう。

混合肌はパーツごとにスキンケアを変える

顔の中でべたつく部分とかさつく部分との差が大きくなるのが混合肌です。コンビネーション肌とも呼ばれています。

Tゾーンがテカッているのに、口のまわりは粉をふいている状態が混合肌の一例として挙げられます。

混合肌の場合はクレンジングのあとに、まず顔全体に化粧水をつけてから、かさつきが気になる部分だけに乳液を塗るようにしましょう。

ただしアンチエイジングをウリにしている乳液を混合肌の人がつけると、油分過多になり肌のバランスが崩れてしまう可能性があるので、注意が必要です。

肌質は季節によって変わることも

肌質別のスキンケアを紹介しましたが、季節の変化によっても肌質が変わる可能性があることも留意しておきましょう。

冬は乾燥肌で夏は脂性肌になるなど、1年を通して肌質診断の結果が常に同じになるとは限らないのです。

肌質が変わっているのに、これまでと同じようなスキンケアをしていては美肌が遠のいてしまいます。

自分の肌質を正確に把握できるようになるまでは、季節ごとに肌質診断を受けることがおすすめです。